ネガティブ思考を活かせる仕事
2023.07.25
カテゴリー: 適職
ネガティブ思考は、物事を悪い面で捉える考え傾向を意味します。
何か問題が発生するのではないか。
何か欠点があるのではないか。
一般的にネガティブ思考は「後ろ向きな考え方」「悲観的な考え方」と捉えられることが多いため、あまり良いイメージを持たれていません。
職場内でもネガティブ思考の影響で円滑なコミュニケーションが取れず、仕事に支障が出るケースもあります。
しかし、ネガティブ思考を無理やり変えることは容易ではありません。
無理やり変えようとして疲れてしまったり、自分らしさを失う場合もあります。
一方で、ネガティブ思考がもたらす「問題に対する深い洞察力」や「根拠に基づく分析力」を活かしてイキイキと仕事をしている人もいらっしゃいます。
ネガティブ思考を変えることなく、むしろ活用して仕事をしているのです。
自分の思考に合う仕事を選ぶことで、ストレスを軽減することができます。
本記事では、ネガティブ思考を必要とする仕事について解説いたします。
品質管理
品質管理は、製品の品質が基準を満たしていることを検証し、保証する仕事です。
製品の不良品や問題点を発見し、改善に繋げます。
何も不具合がないように見える製品に対しても「何か問題があるのではないか」と、あらゆる角度から検証する必要があります。
「今までも大丈夫だったし、今回も問題ない」と、適当に流れ作業をする人には向かない仕事です。
楽観的思考、ポジティブ思考よりもネガティブ思考の方が、常に改善意識を持つことができ、問題点にも気が付きやすいと言えます。
品質管理は、自社製品や自社ブランドの品質を守る重要な仕事で、顧客からの信頼を獲得する重要な役割を担っています。
テスター
テスターとは、製品が問題なく動作するかどうか挙動を確認する仕事です。
あらゆる角度から操作を試みて、不具合が出る箇所がないかを検証します。
「一通り問題なく動いたから大丈夫でしょう」と、すぐに終わった気になる人には向かない仕事です。
「まだ何かあるかもしれない」と疑う気持ちを持てるネガティブ思考の方が、思いがけない不具合を発見できます。
また、製品をより良い状態でお客様の元へ届けるために「ちょっとした違和感」にも敏感である必要があります。
「まっ、いいか」と素通りしてしまうのではなく、「これは分かりづらいのではないか」と疑って向き合うことが大切だからです。
テスターの仕事ぶりで、製品の完成度が大きく変わります。
リスクマネジメント
リスクマネジメントは、企業が直面する様々なリスクを分析し、対策を考える仕事です。
事業やプロジェクトにおいてリスクを予測し、そのリスクを最小限に抑えるための計画を立てていきます。
事前にリスクを予測できるか否かで、事業やプロジェクトの成功確率が変わります。
そのためには、ネガティブ思考がもたらす「問題に対する深い洞察力」や「根拠に基づく分析力」を存分に発揮する必要があります。
悲観的な未来を描くだけでなく、その未来を明るい未来に変えていくための対策を講じる必要はありますが、スタートラインではネガティブ思考が大いに発揮できる仕事といえます。
まとめ
ネガティブ思考を活かせる仕事として、品質管理、テスター、リスクマネジメントを紹介しました。
これらの仕事は「問題に対する深い洞察力」や「根拠に基づく分析力」を必要とし、ネガティブ思考を有効に活用できる仕事といえます。
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宮治 有希乃
組織人事コンサルタント
ミスマッチ調整パートナー
1978年1月14日生まれ、北海道札幌市出身。 2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。 2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は「ミスマッチ調整パートナー」としての活動に注力。主に組織人事・キャリア領域で「HRアセスメント」を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成、キャリア支援を中心に事業展開している。