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テレワーク初心者が陥りがちな失敗とその対処法

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テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用した「場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」のことです。

新型コロナウイルスが流行した影響で、2020年頃から急速にテレワークが注目されるようになりました。

テレワークの最大のメリットは時間と場所に縛られないことです。

インターネット環境が整っていれば職場に出社する必要がないため、通勤時間がゼロとなり、自分の時間を有効に使うことができます。

また、出社を前提とした場合は自宅から通勤できる範囲で仕事選びをする必要がありますが、テレワークの場合は制限がありません。

自分の好きな場所で仕事ができるので、職場と自宅が離れていても問題ありませんし、自宅に限らずカフェやコワーキングスペース、旅先でも仕事ができます。

さらにテレワークは、育児や介護など家庭の事情にも配慮しやすいため、仕事との両立がしやすい働き方です。

一方で、テレワークにはデメリットもあります。

特にテレワーク初心者はデメリットの影響を受けやすいため注意が必要です。

本記事では、実際の職場で起きた事例を元に、テレワーク初心者が陥りがちな失敗とその対処法を解説いたします。

テクニカル面の失敗

テレワークを行うためにはインターネット環境が必要不可欠です。

単にインターネット回線に繋がっているだけでは不十分なので、回線速度を必ず確認する必要があります。

初心者の場合は、テレワークをする上で必要なツールやソフトウェアを把握できていない場合も少なくありません。

職場のサポートが得られる場合も、オフィスにいる時のように隣で手取り足取り教えてもらえないのがテレワークです。

パソコン操作やセキュリティ面で留意するべきことは、ある程度自分で学ぶことも大切です。

そして自分で学んでも分からない時は、知ったかぶりをせずに上司や情報システム担当者に相談しましょう。

コミュニケーションの失敗

テレワークでのコミュニケーションは、オフィスでのコミュニケーションとは異なる特徴があります。

1番の違いはコミュニケーションの手段です。

オフィスでは直接会話することができますが、テレワークではテキストコミュニケーションが中心となります。

テキストコミュニケーションはかしこまり過ぎないことが大切です。

要点を簡潔に箇条書きで。

長文は避け、短文でのやり取りを重ねていきましょう。

文章だけではニュアンスや温度感は伝わりづらいものです。

長文であればあるほど相手の理解度は下がりますので、意思疎通を図りやすい短文でのやり取りが有効です。

また「今、忙しいかな?」と気配りする必要はありません。

テレワークは相手の様子が分からないのはお互い様です。

自分のタイミングで連絡をしても、相手は相手が都合の良い時に確認します。

気を遣い過ぎて何もコミュニケーションできないことの方が問題に発展してしまいますので、遠慮なく積極的に連絡しましょう。

自己管理の失敗

テレワークをする上で重要なことは自己管理です。

時間管理、健康管理、モチベーション管理。

全て自分でコントロールする必要があります。

テレワークはオフィスとは異なり、仕事への集中を妨げることが多いです。

例えば自宅で仕事をする場合、プライベートの誘惑に負けてしまうこともあります。

テレビやゲームが好きな方は、仕事中は視界に入らないようにするといった工夫も必要です。

逆に自宅の方がオフィスより集中できるという方は、休憩も取らず、一心不乱に仕事に没頭してしまうこともあります。

自分でも気づかないうちに疲労が蓄積し、健康に悪影響を及ぼす恐れがありますので、休憩はしっかりとりましょう。

自己管理を徹底するためには、テレワークをする時は始業前に1日のタイムスケジュールを決め、予定と実績を記録して時間見積りの精度を上げていくことが大切です。

30分で終わると思っていた仕事が1時間かかったり15分で終わる場合は、時間見積りが甘いと言えます。

時間見積りの精度を上げることは自己管理の第一歩です。

記録をつけることは面倒かもしれませんが、1カ月もすれば着実に精度は上がりますので、根気よく取り組みましょう。

まとめ

テレワークは、時間と場所に縛られない柔軟な働き方です。

しかし、インターネット環境やコミュニケーションの問題、自己管理の面で初心者が陥りがちな失敗もあります。

失敗には必ず対処策があります。

一人で抱え込まず職場内で相談しながら、働きやすい運用を見出し、テレワークを有効活用していきましょう。

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宮治 有希乃

組織人事コンサルタント
ミスマッチ調整パートナー

1978年1月14日生まれ、北海道札幌市出身。 2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。 2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は「ミスマッチ調整パートナー」としての活動に注力。主に組織人事・キャリア領域で「HRアセスメント」を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成、キャリア支援を中心に事業展開している。

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