相性が悪い相手とのパートナーシップの育て方
2023.07.13
カテゴリー: パートナーシップ
人間関係において、相性が悪い相手との関りは避けられないものです。
職場や学校、友人関係など、様々な場面で相性が悪い人と接することがあります。
しかし、相性が悪いからといって無視するわけにはいきません。
目標に向かって共に手を取り合って協力しなければならない場面では、相性の良し悪しに関係なく、パートナーシップを育む必要があります。
コミュニケーションが円滑に進まずストレスを感じたり、生産性の低下などの問題を引き起こす可能性がありますが、工夫次第で良好な関係を築くことが可能です。
本記事では、相性が悪い相手とのパートナーシップの育て方を解説いたします。
価値観を理解する
まず最も大切なことは相手の価値観を理解することです。
一般的に、相手と価値観が合わない場合は「違いを尊重することが大切」と言われますが、理解なしに尊重することはできません。
尊重するためには先に理解することが必要不可欠なのです。
特に「絶対に譲れないこと」は、必ず確認して理解するよう努めましょう。
自分にとってありえない価値観であれば受け入れる必要はありません。
「あなたはそれを大切にしているのですね」と理解できれば十分です。
そして自分自身の価値観も相手に伝え、相互理解の状態を作り、その価値観だけは絶対に侵食しないと約束します。
自分が大切にしていることが守られれば、敵意は軽減するものです。
相互理解はパートナーシップを育むための土台になります。
互いの強みを活かす
相手の価値観を理解した後は、互いの強みの活かし方を考えることが良好なパートナーシップを育てる上で重要です。
強みが異なる場合は、それぞれの強みを活かせる部分でリーダーシップを発揮できる体制を作りましょう。
役割分担を明確にすることで、余計な干渉を減らすことができます。
強みが同じ場合も可能な限り役割分担をすることが望ましいので、強みを細分化することですみ分けできるところがないか、検討します。
相手が得意とする分野や、過去に成功した経験などを知ることで、相手の強みを理解し、活かす方法を考えていきましょう。
共通の目標を設定する
相性が悪い相手とのパートナーシップを育てるためには、共通の目標を設定することが重要です。
互いが同じ目的を持ち、そのために協力し合うことで、お互いの関係を改善することができます。
共通の目標を達成することで、お互いにとってメリットがあることを実感できると、より良い関係を築きたいと心境の変化も出てきます。
互いの目的やビジョンを共有したうえで、共通の目標を設定して取り組んでいきましょう。
まとめ
人間関係において、相性が悪い相手との関係は避けられないものです。
コミュニケーションが円滑に進まずストレスを感じたり、生産性の低下などの問題を引き起こす可能性がありますが、工夫次第で良好な関係を築くことが可能です。
互いの価値観を理解し、強みを活かすこと。
そして共通の目標を設定することで、パートナーシップを育てていきましょう。
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宮治 有希乃
組織人事コンサルタント
ミスマッチ調整パートナー
1978年1月14日生まれ、北海道札幌市出身。 2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。 2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は「ミスマッチ調整パートナー」としての活動に注力。主に組織人事・キャリア領域で「HRアセスメント」を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成、キャリア支援を中心に事業展開している。