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パートナーとのミスマッチから学べること

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恋人や夫婦、ビジネスパートナー。

様々なシーンで重要な存在を担うパートナーとの関係は、人生を大きく左右するほどの影響力を持ちます。

パートナーとの関係が良好であれば、互いの長所を伸ばし、短所を補い合い、共に成長していくことができます。

一人で悩みを抱え込むことなく、困難な状況に対しても共に対処し、解決していくこともできます。

しかし、パートナーとの関係は常に良好とは限りません。

時にパートナーとの間にミスマッチが生じることもあるのです。

価値観の不一致、目的や方向性の違い、生活スタイルの相違など。

パートナーといえど自分と同じ人間ではありませんので、大なり小なりミスマッチは生じます。

ここで焦りは禁物です。

パートナーとの未来のためにどうしたらよいか冷静に向き合うことで、関係性を深めるきっかけになります。

ミスマッチがもたらすものはネガティブなものだけでなく、未来に繋がるヒントが詰まっているからです。

本記事では、パートナーとのミスマッチから学べることを解説いたします。

自分のこだわり

ミスマッチが生じると「自分のこだわり」を知ることができます。

なぜなら、こだわりがないことに対してはミスマッチだと認識しないからです。

何かパートナーと違うことがあっても、こだわりがなければ、受容できます。

ミスマッチとは「合わない状態」を意味しますので、受容できることはミスマッチには該当しません。

つまり「合わない」と感じたことには、自分のこだわりが存在し、そのこだわりには価値観や目的、目標が紐づいています。

こだわりについて自己理解ができている場合は、パートナーにも共有できているので、ミスマッチは生じづらくなります。

しかし、自分のこだわりが不明瞭であればパートナーに共有することができません。

パートナーとの関係を良好にするためには、互いのこだわりを共有し合い、パートナーとしての新しいこだわりを作っていく必要があります。

ミスマッチが生じた時こそ、自分のこだわりに向き合い、まずは自己理解を深めること。

こだわりを言語化し、パートナーに共有すること。

そして「合わない」と決めつけず、互いのこだわりをすり合わせること。

たとえすり合わせることができずにパートナーと関係を解消することになっても、自分のこだわりを知ることができれば、次の未来に活かすことができます。

コミュニケーションスタイル

ミスマッチが生じた時に分かるのは「自分のこだわり」だけではありません。

自分がどんなコミュニケーションを好むのかも分かります。

パートナーとのミスマッチは、コミュニケーションギャップが起きた時に感じると言われており、自分と相手の間に何かしらの違和感をもたらします。

コミュニケーションギャップが起きる要因としては、まず会話量の違いが挙げられます。

パートナー同士の会話量が同じくらいであればギャップは起きません。

しかし、会話量の多い・少ないの違いがあれば、少ない人が多い人に合わせて無理してコミュニケーションを取るので疲れてしまうのです。

また繋がりの濃淡の違いもコミュニケーションギャップの要因となります。

パートナーとの距離感が遠すぎても近すぎてもパートナーと良好な関係は築くことができません。

遠すぎる場合はパートナーとしての存在価値を感じられないですし、近すぎると窮屈に感じてしまうからです。

そして自己開示の範囲も影響します。

自己開示が範囲に違いがあり過ぎる状態で、信頼関係を築くのは難しいと言われています。

互いに開示範囲が狭いのであれば支障はありませんが、開示範囲が広い・狭いの違いがあると広い人が狭い人に対し、もどかしさや不信感を感じてしまうからです。

自分がどんなコミュニケーションを取るかは、1人では気づきづらいものですが、身近な存在であるパートナーとの関りを通して知ることができます。

特に「何か合わない」「しっくりこない」「居心地が悪い」とミスマッチを感じた時こそ、自分のコミュニケーションスタイルを知るチャンスです。

自分がどんなコミュニケーションスタイルを取るのかが分かったら、「こだわり」同様にパートナーにとって最適なコミュニケーションの形を作っていく必要があります。

ミスマッチが生じた時こそ、自分のコミュニケーションスタイルを分析し、まずは自己理解を深めること。

自分が心地よいと感じるコミュニケーションについてパートナーに共有すること。

そして「合わない」と決めつけず、互いに心地良いコミュニケーションの取り方をすり合わせること。

自分のコミュニケーションスタイルを知ることはパートナーとの関係に留まらず、あらゆる人間関係においても役立ちます。

まとめ

パートナーとミスマッチは、自分のこだわりとコミュニケーションスタイルを明確にするきっかけになります。

ミスマッチが生じるとモヤモヤしたり、怒りの感情が湧いてきますが、ミスマッチには自己理解を深める学びが詰まっています。

自分自身と冷静に向き合い、より良い未来に繋げるためのきっかけにしていきましょう。

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宮治 有希乃

組織人事コンサルタント
ミスマッチ調整パートナー

1978年1月14日生まれ、北海道札幌市出身。 2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。 2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は「ミスマッチ調整パートナー」としての活動に注力。主に組織人事・キャリア領域で「HRアセスメント」を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成、キャリア支援を中心に事業展開している。

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宮治 有希乃 組織人事コンサルタント
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