人付き合いが苦手でも異業種交流会で成果を出す方法
2023.06.27
カテゴリー: コミュニケーション
異業種交流会とは業界の枠を超え、幅広いビジネスパーソンと交流できるイベントです。
人脈を広げる場として、オフライン・オンライン問わず活発に開催されています。
異業種交流会に参加することで、新しい出会いやアイディアが生まれ、ビジネスの可能性が広がることが期待できますが、人付き合いが苦手な人にとってはストレスを感じることがあります。
必要以上にお手洗いに行き、会場にいる時間を減らす。
仕事が入っていないのに、緊急対応が入ったと中座する。
異業種交流会の会場を見渡すと何とかストレスがかかる状態を回避したいと苦心されている方を見かけることがあります。
しかし、会場で参加者と交流をしなければ人脈を広げることはできません。
著名な方の名刺をいただくために行列に並んだだけでは、何も生まれません。
そこで本記事では、人付き合いが苦手でも異業種交流会で成果を出す方法を解説します。
参加目的を明確にする
まず何より重要なのは、なぜ異業種交流会に参加するのか目的を明確することです。
目的が明確であれば、その目的を果たすために自分なりの目標を持つことができます。
しかし、仕事や付き合いで仕方なく参加する場合は、主体的な参加目的はないことが一般的です。
そのような時は「参加することで得られるものは何か」を考えるようにしましょう。
それが自分なりの目的となります。
本来の主旨と沿っていなくても、自分なりの目的ができれば、おのずと参加意欲が増してきます。
異業種交流会だからと言って、必ずしもコミュニケーションを目的とする必要はありません。
「立食ビュッフェを楽しむ」ことを目的に参加しても、会が進行する中で人との交流は発生するものです。
「コミュニケーションを取らなければ」と気負わず、肩の力を抜いて参加してみましょう。
ストレス軽減につながり、自然発生する交流を楽しめる可能性が高まります。
「広く」より「深く」にこだわる
異業種交流会は1人でも多くの人に声をかけ、名刺をいただき、人脈を広げる場所と捉えられることが多いですが、必ずしもそれだけが正解ではありません。
100人と名刺交換をしても、その後のやり取りがなければ、出会っていないのと同じだからです。
それよりも異業種交流会をきっかけに1人でも長く関係性を育てていける人と出会えた方が、ビジネスの可能性は広がります。
着席形式の場合は、隣の人や同じテーブルになった人と話せれば十分です。
席を立ち、積極的に交流を広げる人を見ると焦ってしまうかもしれませんが、誰かと比べる必要はありません。
立食形式やフリースタイルの場合は、固定された席がないので、自分で声をかける相手をみつける必要があります。
壁側で会場を見渡している人は、会場の温度感や雰囲気、空気感を観察しながら話しかける人を探していることが多いです。
話しかけられるのを待っている場合もありますので、和やかなコミュニケーションが取れる傾向があります。
会場の中心に目が行きがちですが、壁側にも注目してみましょう。
「話す」より「聴く」を重視する
異業種交流会に限らず、対人コミュニケーションは「話す」よりも「聴く」ことが大切です。
特に異業種交流会では、不特定多数の人から大量の情報をインプットすることになります。
そのような状態の中で、ビジネスの可能性につなげていくためには、相手の記憶に残る話をする必要があります。
では、どのような話であれば記憶に残るでしょうか。
自分にとって価値のない話は聞いたそばから忘れる確率が高いですが、価値のある話しであれば覚えているものです。
初対面の相手がどんな価値を求めているかは、話を聞かなければ分かりません。
しっかりと話を聴き、相手のニーズや課題感を把握することが必要不可欠です。
相手が語る内容を真剣に聴き、相手のことを理解してはじめて価値ある話や情報提供ができます。
自己PRは大切ですが、PRを意識しすぎると聴くことがおろそかになってしまいますので、「話す」より「聴く」を重視したコミュニケーションを心がけましょう。
まとめ
異業種交流会に参加する時は、自分なりの目的を持ち、深い関係性を育てることが大切にすることが大切です。
100人と名刺を交換することよりも、長期的な関係を築ける1人と出会う方がビジネスの可能性は広がります。
相手の話を聴くことを重視し、自己PRよりも相手のニーズや課題感を把握することを心がけましょう。
そうすれば人付き合いが苦手でも、肩の力を抜いて自然な交流を楽しむことで成果につなげることができます。
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宮治 有希乃
組織人事コンサルタント
ミスマッチ調整パートナー
1978年1月14日生まれ、北海道札幌市出身。 2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。 2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は「ミスマッチ調整パートナー」としての活動に注力。主に組織人事・キャリア領域で「HRアセスメント」を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成、キャリア支援を中心に事業展開している。